治療機器について

2014.11.24

接骨院(整骨院)では、手技による施術が主となりますが、効果を高めるために多くの治療器が使われています。
お客様の症状に合わせて、様々な治療器が使用されています。


 

 

干渉波治療器

周波数の異なる電流を体に流すと、体の深部でぶつかり合い、低周波の刺激が発生します。電流同士がお互いに干渉することから「干渉波」と言い、この原理を利用したのが干渉波治療器です。

低周波は皮膚抵抗が大きいため、体の深部まで届きませんが、干渉波によって作り出された低周波は、体の奥の痛みを和らげたり、筋肉を収縮させてポンプ作用を活発にし、血行を促進したりします。

また、麻痺して乱れた神経回路に作用し、神経の正しい伝達を促します。施術時では、低周波は皮膚にピリピリした痛みがあるのに対し、干渉波は皮膚への痛みがあまりなく、施術を受ける方も安心して施術を受けることができます。

干渉波治療器は、一般に4つの電極を体に貼り付け、2極ずつ2種類の周波数の電流を流しますが、効果を上げるために、6つの電極を使って3種類の周波数の電流を流すことで干渉領域を3次元的にする方法もあります。

主に、慢性的な肩こりや腰痛の治療などに利用されています。


 

低周波・高周波治療器

生物は体内で体には感じない弱い電気を発しており、これを「生物電気」または「生体電気」と言います。人間も同じで、脳や内臓、筋肉など、あらゆる部位で電気を発していますが、発電に異常があると体にも異常が現れます。そのため、外部から弱い電気を体に流すことで改善を図ることができます。その電気の波動や振動が1~1,000Hzと低いものが「低周波治療器」、1万Hz以上の高い振動や波動が「高周波治療器」です。どちらの治療器も電気を流すことで、筋肉が伸縮し血液を送り出す作用があり、これを繰り返すことで血行が促進されます。

周波数の高低で皮膚抵抗が異なり、施術内容や施術箇所もそれぞれ違ってきます。皮膚抵抗が大きい「低周波」は皮膚を叩くような強い感覚となり、主に浅層部に作用します。逆に「高周波」は皮膚抵抗が小さいため、皮膚をさするような弱い感覚で、主に深層部に作用します。

また、この治療器には+極と-極があり、2つの電極を体に付けて電気を流します。+極からの通電は、神経を興奮させ、麻痺した神経や筋肉を活発にします。そして、-極からの通電は、神経を鎮静させる作用があります。

症状に応じて、これを繰り返すことで、筋肉の働きを回復させ、痛みを和らげます。

 

 

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